先ずは畳の名称を紹介します。

畳は主に3つの部材で作られています。それでは各部材説明に進んで行きましょう。
畳表(たたみおもて)
畳表は見た感じは皆同じように見えますが安価な品物、上質な高価な品物までさまざまあります。その違いは何なのかを説明します。

畳縁(たたみへり)
畳の両端に畳表が剥がれないように縫い付けられている巾3cmくらいの帯状の物。さまざまな柄がありますので施工例などご覧下さい。

畳床(たたみとこ)
一般的な畳は厚さ6cmあります。この大部分の5cm以上を構成しているのが畳床です。踏みつけても凹まない丈夫な畳の素材です。畳床は普段は畳表に隠れて見る事は出来ませんが畳にとって最も重要な土台となる素材です。
稲わらを何層にも積み重ねそれを圧縮して作るので弾力と吸収湿性、保湿性、断熱性などに優れています。 最近では断熱材を挟み込み断熱性能を高めた物やワラを使わず木質繊維を固めて作る物、消臭機能がある畳床もあります。それぞれの材料に特長があり用途に合わせて使い分けられています。

機能シート
畳は調湿機能、空気の浄化作用、弾力性・断熱性・保温性などに優れています。その機能を助ける役目を担ったシートがあります。

国産の畳表
畳屋さんの中には「国産ですよと」言いって安価な中国産の畳表を使用する輩もいます。国内産の畳表には産地偽装を防止するために色々と策を施してます。
