畳表とはゴザと言えば分かりやすいですね。。畳の表面に縫い付けられている素材で１枚あたり約４０００～７０００本のイ草と１００本以上の経糸（たていと）を使用して織られています。生産地として国内産のイ草で作られた畳表、中国産のイ草で作られた畳表それからイ草以外の和紙、樹脂などで作られた畳表などさまざまな種類があります。
イ草の長さ
イ草は長く傷などが無く、１本１本の太さや色が揃ってる物で畳表１枚当たりの重量が重たい物ほど品質が良いとされています。手前が品質の良い畳表。イ草の長さも良く１本１本の太さ、色が揃っています。
経糸（たていと）
畳表の中には経糸（たていと）言う糸が入っていて麻糸、綿糸、化繊糸など色々な種類がありなどがあります。
品質の良い畳表になるほどイ草の織り込み本数が多くなるため丈夫な麻糸、また麻糸と綿糸を組み合わせた糸を使用してます。
龍鬢（りゅうびん）畳表
龍鬢（りゅうびん）畳表は主に床の間に使用されます。一般的な畳表に比べて目が大きい畳表です。目の大きさは２種類あり大目、小目と分けられます。色も２種類あり一般的な畳表の色と茶色があります。お茶室の床の間などでは初めから茶色の龍鬢畳表をするようです。
無染土（むせんど）畳表
田んぼから刈り取られたイ草を泥染することなく乾燥させそのイ草で作った畳表を無染土畳表と言います。染土が全付着していないのでイ草そのもの本当の自然素材です。染土が付着していないので畳表から微粉が舞い上がる事がありませんので微粉アレルギー等の症状のある方には有効な畳表だと思います。
琉球（りゅうきゅう）畳表
琉球畳に使用される琉球畳表。主に縁無し畳に使用されます。耐久性に優れていますが表面は折り目が荒く一般的な畳表のサラっとした感じに比べてザラザラとした感じです。
新素材の畳表
天然のイ草を使用しない工業製品の畳表もありあす。和紙を主原料とした物やﾌﾟﾗｽﾁｯｸ素材を原料とした物などあります。天然イ草の畳表の様に畳の香りはしませんが耐久性にすぐれダニ、カビの発生を抑え、変色や色あせする事がありません。また従来の畳表の色以外にもさまざまな色の畳表があります。
