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無染土(むせんど)畳表

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無染土畳表とは何か?

文字からすると染土(せんど)が無い畳表。となります。
それでは染土とは?染土は何故必要?なのかイ草の刈り取り(収穫)から乾燥までを見て見ましょう。

7月上旬、畳表の原料となるイ草の収穫時期を迎える。

通常は機械で刈り取りますが機械で出来ない所は手で刈り取りします。

刈り取ったイ草を束ねコンテナに入れ乾燥工程に進みます。

刈り取ったイ草の汚れをシャワーで洗い落します。
ここまでの作業工程は一般的なイ草も無染土のイ草も全く同じですが
次の工程から作業内容が変わって来ます。

無染土の畳表の材料となるイ草は次の泥染(どろぞめ)工程を省き乾燥工程に進みます。

泥染工程

これが泥染に使用する染土です。泥と言っても庭先にある土の泥とは全く別物で淡路産と備後産の粘土粉末があります。

染土と水を混ぜ合わせた液の中にイ草を投入し染土を表面に付着させ染み込ませます。この工程を泥を染める」泥染(どろぞめ)と言います。

一般的な畳表になるイ草は泥を染めます。染めるとは言いますがイ草に色を付ける訳ではありません。次の工程では乾燥させる作業がありますがその乾燥時間を早めるために泥を染めます。

乾燥工程

コンテナごと乾燥室に入れられて6時間の熱風によりイ草を乾燥させます。

乾燥したイ草はコンテナから運び出し熟成させるために真っ暗な倉庫で寝かせます。

それでは泥染を行ったイ草と泥染を行っていないイ草(無染土)を見た目を比べて見ましょう。左側が刈り取りをして乾燥だけをした無染土のイ草、右側が一般的な泥染(どろぞめ)したイ草です。無染土のイ草は田んぼで刈り取りしたそのままの黄緑色のイ草で泥染したイ草は泥の色で青白い色となっています。これらのイ草が畳表に加工されて畳屋さんが畳替えに使用します。

さてここまでは無染土畳表が作られる工程を見てきましたが
なぜ、無染土の畳表の需要が高まってきたのでしょうか?
それは畳表の染土、微粉によるアレルギー対策としてです。畳表には染土が付着しています。畳屋さんがお客様に納める前に吸い取る、拭き取る作業を行いますが全てを取り除くことが出来ません。このわずかにに残っている染土(微粉)にアレルギー反応を起こすお客様が居るようです。工業製品の畳表も存在しておりますが天然素材のイ草を使用した健康にやさしい畳表がえらばれているようです。

※ 個人的な意見も含まれています。

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