畳替えをしたい、でも何をどうすれば良いの?
畳で気になっている事があっても、何も分からずに畳屋さんに問い合わせするのが不安。専門用語で説明されたり価格だけを言われても何がどう違うのかが理解できない。そんなお客様に先ずは分かりやすいように畳替えの手順、作業内容、価格などを説明して行きます。
畳替えの基本的な作業
畳替えとはどんな事をするの?先ずは基本的な畳替え作業の内容を説明します。
畳替えには「畳表替え」(おもてがえ)、「畳裏返し」(うらがえし)「新畳」(しんたたみ」の3種類の基本的な作業があります。畳の状態によって最適な作業を行います。
畳表替え(たたみおもてがえ)
畳が凸凹やブヨブヨ、腐っているなどの症状が無い場合。
畳床はそのまま使用し畳表面の畳表と畳縁を新しい物に交換する作業を言います。
畳表が破れたり長い期間、畳替えを行った事が無い場合や裏返しが出来ない時に表替えになります。
畳裏返し(たたみうらがえし)
現在、敷き込まれている畳の畳表を表面と裏面をひっくり返す作業です。
新畳、表替えした畳が2~3年くらい経過して畳表が茶色に変色していても
畳表の裏面は青色が残って綺麗で裏返しが出来ます。
ただし次の様な場合は裏返しが出来ません。
裏返し作業を行った畳や破れたり痛みの激しい畳。
変形している畳。新畳、表替えした畳で長期間経過している畳などです。
新畳(しんたたみ)
新築時などに納められる畳で畳床、畳表、畳縁が全てが新しい畳です。
現在、敷き込まれている畳が凸凹が激しい、ブヨブヨしている、結露などで腐ってしまったなどの症状が出てる場合は新畳に交換した方が良いと思われます。
畳替え作業の流れ
畳替えは問い合わせから作業終了までどんな感じで進められて行くのでしょう。そんな疑問にお答えします。お客様より電話、メールでの問い合わせなどから畳替えのご依頼を受けてから畳の引き取り、畳替え作業、畳の敷き込みまでの流れについてご説明します。
畳替え作業する前に
お客様より電話、メールでの問い合わせなどから畳替えのご依頼を受けてから畳の引き取り、畳替え作業、畳の敷き込みまでの流れについてご説明します。

畳替え作業する前にお客様のお部屋に日時を決めて下見、打ち合わせにお邪魔します。
畳の上に置かれているタンス、テレビなど家具、荷物の数、配置などチェックします。

それから畳を1枚はがして見て畳の裏面のカビ、害虫の有無を調べます。畳床がこのまま出来るか?交換しなければならないか?また防虫紙が必要なのか?などを判断します。

畳表、畳縁、畳床などのサンプルを持参しますのでお客様に選んで頂き見積もりします。
畳表は10種類ほど畳縁は100種類ほどあります。畳表は実際に使用しているサンプルを持参します。
見て触って納得のいく品物をお選びください。
ここまでが畳替え作業する前の準備になります。この後お客様と畳替え作業を行う日時を決めます。
畳替え作業の当日
お客様からの作業日程の変更が無ければ決められた日時にお伺いします。お客様の畳替え作業ご希望日が日曜日・祝日の場合でも作業可能ですのでお気軽にお申し付けください。

さて、畳替え作業の開始です。畳をはがす前に隙間、へこみなど補修個所を確認します。新畳へ交換する場合は部屋の寸法を測ります。

畳をはがしながら家具などの移動をします。家具などの移動は当店の方で行います。家具の移動はもちろんです。本棚の本や破損し易い品物などをお客様に事前に移動して頂く事がありま。
畳は当店作業場へ持ち帰り畳替え作業を行います。

古くなり痛んだ畳表をはがして畳床の凹んだ部分や傷んである部分を補修をします。

お客様が選ばれた新しい畳表を縫い付けます。

畳表の表面には白い粉(泥)が付いています。これはい草の粘り、弾力性、艶を保つものです。畳をお持ちする前に当店の方で専用ブラシにて白い粉を取り除きます。画像左側が白い粉を取り除いた状態。畳表本来の色が出て艶が出て来ました。

お客様が選ばれた畳縁を縫いつけて新しくなった畳が完成します。
お客さまのご都合の良い時間にお持ちします。

隙間、へこみなどの補修個所をお客様にご説明、報告します。

畳を敷き込んで家具などを元の位置に戻し、ゴミなどを掃除して作業終了です。
畳替えメニューとサービス
畳替えをしたいけどどの作業を行ったら良いのか分からない。また基本的な3つの畳替え作業の他にはサービスは無いの?また価格はどれくらいなんだろう