畳の状態はどんな感じですか?
畳替えをしたいとお考えの方はたぶん畳が痛んでる、汚れてるとか気になるところがあるからだと思います。畳は現在どんな感じになってますでしょう?状態別に適切な畳替えをご提案します。
畳が茶色に変色してしまった
長い期間、畳を使用していると最初は緑色だった畳表は茶色へ自然に日焼けして来ます。
年数によっては畳表の裏面が綺麗で色も緑色なので畳裏返し作業で良いかも知れません。ただし畳の目の中には掃除機で取れない細かいホコリなどが入り込んでいるので衛生的には畳表替えをお勧めします。
シミが付いてしまった
何か液体を畳にこぼしてしまって直ぐに拭きとる事が出来ずシミになってしまった。
このシミは洗剤を付けて取り除こうとしてもシミを大きくするだけで消す事は出来ません。灯油や化粧品などの液体は匂いも染み付いてしまうので畳表替えをお勧めします。
また、こぼした液体の量が多いと畳床にまで影響してる事もあります。その時には畳床も交換して新畳に交換した方が良いでしょう。
糸が見える
畳表の中には糸が入ってます。畳表の表面が擦れなどで消耗すると糸が見えて来ます。
症状が悪化すると畳表に穴が開き畳床が露出して来ます。
この様な畳表はもう使う事が出来ませんので畳表を交換する畳表替え作業を行いましょう!
カビが発生
軽症な状態。
カビを乾かし掃除機で吸い取ってしまいましょう。そしてアルコールを噴霧して殺菌。しかし完全にカビは除去出来たのか不安な場合は畳表替えをして畳表を新しくしましょう。
重症な状態。
コレくらいになると掃除機で全部を吸い取る事は不可能かと思われます。表面が綺麗になっても裏面は・・・
裏面にもカビが発生して畳床までカビが発生している事もあります。
処置として畳表を新しくする畳表替えは勿論ですがカビの症状によっては新畳にする必要があるかも知れません。
結露で畳がブヨブヨ
結露による水分が長い間にわたり畳が吸い続けるとカビが発生しワラが腐りブヨブヨして来ます。
上敷きゴザなどを敷いているとココまで酷い状態になってる事が分からない事が多いです。
現在敷いてある畳はココまで症状が酷いと処分して新畳に畳替えしなければなりません。使用する材料は稲ワラと使った畳床の方が水分を吸うと腐りやすいので建材畳床を使用した方が良いと思います。
それから結露する原因を解決しなければ畳替えをしてもまた同じ状態になりますので結露の対策を行いましょう。
畳の中にダニがいるかも
ペットを飼ってたり畳がジメジメしているとダニにとって繁殖し易い環境になります。
対処方法として畳表替えと同時に挟み込みタイプの防虫紙をお勧めします。それでも気になるのであれば現在敷いてある畳を処分してダニが住み難い建材畳床を使用した新畳に畳替え作業をした方が良いと思います。ダニが再発しないようにフケや垢、髪の毛が床に落ちてしまうとダニの餌となってしまうのでマメに掃除機で掃除をしましょう。