完熟した畳表?
畳表はイ草を刈り取り、乾燥、織るの行程をへて出来上がります。
そして7月に刈り取りして秋に完成した畳表を「新草」と言い
若い鮮やかな青緑の畳表が市場に出回ります。
しかし色、香りは良い「新草」ですが少しだけ難点がありまして
畳の青味が早々に無くなり変色が早い。乾燥はしているがイ草が柔らかく水分量が多くカビが発生しやすいとか。
なので畳表は半年以上、真っ暗な倉庫で寝かせる=熟成させて使用します。
今、当店で使用いている畳表は昨年7月に刈り取られたイ草を使用してますので熟成期に入ってます。
最高の状態だと思います。しかし在庫が無くなれば今年7月に刈り取られたイ草の畳表となります。
それでは完熟とは???
これは1年以上、寝かせた=熟成させた畳表を言います。
今回、使用した完熟畳表は2016年7月に刈り取られたイ草を使った畳表です。
気温の暑さ寒さ湿度の低い高いを過ごしてきた畳表は水分がすっかり抜けガチガチに硬くなり丈夫な畳表となります。
そして表面の色は熟成した畳表と変わりない濃いエメラルドグリーンで新草に比べると
変色が遅くユックリと白色に変わり後に綺麗な飴色に変わっていきます。

盛岡市 K様邸
畳表 みずほ
畳縁 ユニバーサルNo230
今回は畳替えのご依頼ありがとうございました。その他の和室のご相談もお受けします。よろしく願いします。